原口美雪さん 27歳
人材サービス会社 経理部
大学卒業後、新卒で人材サービス会社に営業として入社。1年間勤務した後、産休に入り、2006年10月長男を出産。2007年5月に復帰し、会社が働くママのために新設した雇用形態で、経理として勤務。
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家族を上手くまきこむ |
| どうしても休めない日などは近くに住んでいる義母に息子を預けている。当初は気を使って頼みにくかったが、自分から周りを巻き込んで協力してもらうことが働きながらの子育てには大切。 |
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迷惑をかける |
| “迷惑をかけないように”と考えていても子供は風邪もひくし、熱も出す。“迷惑をかける”ことを前提に考えると、仕事の処理方法やメンバーで共有しておくべきことにも注意が向き、急に休みを取ることになってもスムーズな引継ぎ作業が可能。 |
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パートナーの理解と協力 |
| 共働きである以上、パートナーと家事、育児を共有する。協力してほしいことは言葉できちんと伝えるように心がけている。 |
新卒入社1年で妊娠・出産、
会社が雇用形態を新設してくれた
新卒入社の会社で初のワーキングママとなったのが、人材サービス会社で経理を務める原口美雪さん。りんたろうくんのママだ。
「妊娠が分かったのが、新卒で入社して1年も経っていない頃だったので、仕事に対して全くやり切った感はなく、出産で仕事を辞めるという選択はなかったですね」
現在は会社が働くママのために新設した雇用形態で、時短制度を利用し、9時30分から16時まで働いている。
原口さんの会社は比較的残業が多く、また社員の平均年齢が25歳と若い。そのため、結婚して退職する人はいても、出産、職場復帰を選んだのは、原口さんが初めてだった。妊娠初期はつわりがひどく、週に3回程、勤務時間を短くしてもらっていた。忙しく働いている同僚が気を使ってくれて、申し訳ないという気持ちでいっぱいだったという。
出産前は外回りの営業として走り周っていたが、復帰後は経理部という新しい部署への配属となった。
会社にとっても初めてのワーキングママということで苦労したこともあったのではと聞いてみると、
「経理の仕事は全くの未経験でしたので、仕事を覚えるという点では大変なこともありましたが、勤務時間などは会社が比較的希望通りに受け入れてくれましたので、仕事と子育ての両立は想像していたよりも楽でした」
出産前までは、100%自分のために時間を使えたので終電までかかって仕事をすることも多かったが、今では限られた勤務時間のなかで終わらせなくてはいけなかったり、決まった時間までに子供を迎えに行かなければいけなかったりと、時間を強く意識するようになったという。
出産しても女性が働き続けられる会社になって欲しいと
原口さんが出産後、会社に復帰したのには、新卒で入社した会社だからという会社に対しての思い入れと同時に、今後女性社員が子供を持っても働き続けられる会社になって欲しい、そして自らがそのロールモデルになって働く姿をみんなに見せていきたいという思いもあったという。その任務を今ではしっかり果たしている。今は生活のリズムにも慣れ、仕事も面白くなってきていて、現状に満足しているそう。
「自分がストレスを感じていたり、疲れていたりすると子供にはすぐに伝わってしまいます。子供に負荷をかけないで、仕事もしっかりやっていきたいですね」
そんな原口さん、最近は近所のママ友と頻繁にごはん会をしているそう。ごはん会といっても手料理を振舞うのではなく、お家に集まってみんなで買ってきたお弁当を食べるというもの。他の家で友達と一緒だと、子供もいつもとは違った遊びができたりして喜ぶそう。また、同じくらいの歳の子を持つ母親同士も、子育ての悩みを共有できたりと、まさに一石二鳥なのだ。
未来のワーキングママへのメッセージを聞いてみると、「不安がるだけじゃなく、とりあえずやってみるという姿勢が大切。会社にちゃんとした制度がなければ、自ら変えるように動く。そして、そのプロセスも楽しむ。子供はかわいいので子供のため、と思えば絶対にがんばれます」
新しい制度と共に、会社初のワーキングママになった原口さん。まず「やってみる」という前向きな姿勢が、新しいものを生み出していくきっかけになったのでしょう。原口さんのイキイキ働く姿を見て、子供を産んでも働き続けたいと思う女性が社内に増えてくいくとよいですね。