
2009年1月にインターネットで発売されわずか5日間で限定2万セット(1セット3本入り)が完売したというショコラブルワリー。サッポロビールとロイズコンフェクトが共同開発した新しい“大人な”チョコレートのお酒。同社の若手女性社員からなる女性のためのプロジェクト「サッポロ☆華プロジェクト」から生まれた商品だ。今年も1月13日より全国で限定発売中。今年は去年、大人気だったビターと合わせてスイートも発売。スイートはインターネット限定で1月13日~27日のみの販売。(限定2万セット。予定数に達し次第終了予定)ビールが苦手な女性やバレンタインのギフトとしても注目されている。

缶を開けてグラスに注ぐと上品なチョコの香りが広がる。実際に飲んでみると黒ビールのコクがしっかりしていて、「甘酸っぱい」。香りのよいビールという感じ。そんなに「甘い」くないですね。飲み続けると口にカカオ風味が・・・チョコレートのビールってこういうことだったのかと思わせてくれる。甘みと苦味のバランスが絶妙、オイシイです!ビール好きの私もしっかり楽しめます。
ビターと比べるとスイートはやっぱり少しマイルド。缶を開けてからの香りも華やか。味もフワッとビターよりは甘い。食事と一緒に楽しむというよりは、食後のデザート、チョコレートケーキなんかと一緒に飲みたくなるようなお酒。チョコレート麦芽を一部使用した黒ビールの原料にもなる麦芽を使用しているので、味はこちらも本格派。間違いなく、オイシイ!まったり家でオシャレに飲みたいですね。
サッポロビール株式会社
営業本部
サッポロブランド戦略部
企画グループ
根津 千鶴子さん
1998年4月サッポロビール株式会社入社。関西地域の支社で主にワイン担当としてエリアマーケティング、エリア営業として勤務。その後本社サッポロブランド戦略部でショコラブルワリー開発「サッポロ☆華プロジェクト」に携わる。現在は同部企画グループで企業広告を担当
ショコラブルワリーが開発された「サッポロ☆華プロジェクト」とは何ですか?どうしてチョコレートのお酒を作ろうと思ったのですか?

「華プロジェクト」は、20代・30代の女性社員が集まって、女性の視点を活かした女性のための商品開発をしていこうというコンセプトの元で立ち上がったプロジェクトです。2007年に発足して、初めて世の中に送り出した商品がこのショコラブルワリーになります。
そもそもビールは男性の飲み物という印象が強い商品。少しでも女性がビールに近づくよう「自分たちがビールを楽しむならどういうビールがいいのだろう?」という女性視点のもと企画がスタートしました。学生時代の友達や知り合い女性などにヒアリングし、女性は「甘いお酒は飲む」「ビールの苦味が苦手」という意見が多いということが分かりました。
また、ショコラティエブームやバレンタインデーに自分用のプレゼントを購入する女性が増えたという世の中のトレンドと重なり、チョコレートで甘さを表現したビールにしてみてはどうだろうということになったのです。
去年の発売時は、5日間で完売という大好評な結果。販売終了後、お客様から寄せられた反響はいかがでしたか?

この商品を通じて私たちが思い描いていた“高級感”や“オシャレ”という商品のイメージをお客様にも共感いただけたことが購入者アンケートから分かり、とても嬉しかったです。
さらに、女性のための商品ということで開発してきたのですが、意外にも男性からも「おいしい」という声をいただき、商品そのものの評価が非常に高かったことも印象的でした。
チョコレートのお酒という新しい発想を商品にするのは、苦労されたのではないでしょうか?

ビールにチョコレートを入れることが当社では初めてのことでしたので、製造面での課題がありました。さらに、チョコレートの味や香りにこだわりたかったので、如何に本格感をひきだせるか、
ロイズさんと何度もその原料づくりについて打ち合わせを重ねて実現しました。
このプロジェクトの面白さはどのようなところですか?

1つは、一般的な上司がいて、部下がいてという組織ではなく、部署間を越えて、20代・30代女性が集まったプロジェクトチームでしたので、「自分たちが楽しめる商品を楽しみながら作りたい」という気持ちでやってこれたところです。
もう1つは、ショコラブルワリーは今までのビールという常識を破り、新しい発想で作りました。既存の商品でサッポロビールと接点のなかったお客様に対して、ショコラブルワリーをきっかけにサッポロビールを知ってもらったり、商品の魅力を伝えるきっかけになったことです。
今後はどのような働き方をしていきたいですか?

入社以来、営業企画、エリアマーケティング、エリア営業など様々な部署を経験し、現在のサッポロブランド戦略部にいます。今までの経験を通してすごく感じたことは、サッポロビールは商品を作ってお客様にお届けするという“もの作り”をしている会社ということ。商品開発も営業も、社員全員が「お客様に喜んでいただくための“もの作り”をしているという信念」を持って働いていけばより会社が盛り上がっていくと思うのです。そのためにも自らが先駆けになるような役割を果たしていければと思っています。実際にどのようなことをすればよいのかは今も模索中なんですけど。入社10年目にして “もの作り”の現場に居られて幸せだなと改めて感じていますので、この気持ちをいつまでも忘れずに今後の仕事に活かしていきたいですね。