上司とも後輩ともうまく付き合うコツって何?
4タイプで使い分け!苦手なあの人の克服法
1.人や物事を支配していく「コントローラー」
- 行動的、野心的
- 決断力がある
- ペースが早い
- 優しい感情を
- 表すことは苦手
コントローラーは、自分で決断を下したいという欲求が強い。先に決定したことを報告されると、自分が部下にコントロールされているように感じるため、大抵の場合は反対されてしまう。この場合は本命の案以外にダミー案を複数用意して、会話の中で本命の案を提示するのがベター。あくまでも上司に「部下ではなく自分が選択したのだ」と思わせるのがコツだ。
長い前置きや1から10まで語ることを嫌うのがこのタイプ。仕事の報告も、「先日のお話を先方にもっていったら…」と、プロセスを長々と説明してはダメ。「要するにOKなの?」とイライラさせてしまうのがオチだ。まずは結論を述べて、その後で簡潔に理由を続けるクセをつけて。このタイプは要職に就くことも多いので、かわいがられればメリットは多いはず。
2.分析や戦略を立てていく「アナライザー」
- 行動は慎重
- 計画を立てるのが好き
- 客観的、冷静
- 対人関係は頑固でまじめといわれる
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漠然とした表現を嫌うアナライザーに何か聞かれたら、その場のノリで答えてはダメ。「今日の17時までに仕上げる予定です」というように、進行状況を具体的に説明すること。逆に上司に何かを依頼するときも「明日の10時までにお願いできますか?」と詳細な期限を指定すると喜ばれる。納得しないと動かないタイプなので、常に具体性を持った会話を心掛けよう。
何ごとにも客観性、具体性、計画性を大切にするアナライザー。報告や相談をする場合には、裏付けとなる資料やデータを持参すると話がスムーズに進む。もしデータがなくても、自分の意見を書面にまとめるだけでOK。大事なのは「上司に報告するために、準備しました」という姿勢だ。このタイプは部下を客観視できるので、やればやっただけ公平に評価してくれる。
3.人や物事を促進していく「プロモーター」
- アイデアが豊富
- 細かいことはあまり気に留めない
- 社交的でオープン
- よく話してあまり聞かない
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このタイプはアイデアが豊富で次々とイメージがわく反面、思いが先走って話だけがどんどん大きくなってしまう一面が。ただし、それにストップをかける言葉はNG。部下としては、話を聞いた上で「それを実現するには、私はこれをすればいいんですね?」と具体的な作業をこまめに確認すること。上司の頭にあるイメージを、現実に変換する手伝いをしてあげよう。
周囲に影響を与えたい話好きなこのタイプ。大きい声であいさつするなど、明るくて人気者だ。相手が楽しそうに話していたら、こちらも笑顔で盛り上げてあげて。このタイプは批判と否定に弱いのも特徴。周囲が乗ってこないと分かると、たちまち意欲が失せて落ち込んでしまうので注意。好奇心旺盛で、新しいもの好きなので、企画や新規事業の際には力になってくれる。
4.全体を支えていく「サポーター」
- 他人の気持ちに敏感
- 決断には時間がかかる
- ノーと言えない
- 協調性が高い
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「相手が理解できるように説明しなくては」と考え過ぎて、このタイプは話が長くなりがち。かといって、部下が話の腰を折るのも失礼。「ちょっと話せる?」と声を掛けられたら、まず相手のトーンに合わせて優しく「どれぐらいお時間かかりますか?」と確認を。長くなりそうなら「今は手が離せないので、30分後でもいいですか?」など同意を取る工夫をしよう。
温厚で面倒見が良く、周囲に細やかな気配りをするこのタイプ。部下に対しても気を遣うあまり、厳しい注意をしたり、急ぎの仕事を頼みにくいと感じている。そのため仕事も1人で抱えがち。そんな上司には、部下の方も気を遣ってあげるのが信頼関係を築くコツ。こちらから上司をサポートする言葉をかけるようにすれば、「頼りになる部下だな」と思ってくれるはずだ。
上司のタイプを知り歩み寄ることが大事
苦手な上司のコミュニケーション方法や行動パターンを知れば、相手を理解する糸口がつかめる。こう語るのは前出の佐藤さんだ。
「下に挙げた4タイプは、性格ではなく、思考や行動のパターンの違いです。4つの中での優劣はないし、明確には分かれませんが、おおよそのタイプを知ることが大切です。そうすれば、お互いの性格が合わないのではなく、『コミュニケーションの取り方が違うだけ』と考えられ、相手への接し方にも工夫が生まれますよ」
上司のタイプが分かれば、「どんな話し方をすれば相手が受け止めやすいか」「どんな対応が嫌がられるか」といった対応の仕方も分かってくる。
「一番NGなのは、上司が苦手だからといって報告や連絡を怠ること。コミュニケーションが減ると、上司は『自分は信頼されていない』と感じて関係が悪化します」
上下関係がある限り、自分が上司に合わせなければいけない場面も多い。タイプ分けは上司だけでなく、自分のタイプを知ることも大切だと佐藤さんは語る。
「コントローラーとサポーターのように、中には特徴の違いが大きいタイプもあります。この場合は、部下が上司のタイプを理解した上で、歩み寄った方がうまくいくでしょう。何も対策をせずに苦手意識を持つよりは、効果があるはずですよ」
さて、あなたやあなたの上司はそれぞれどのタイプだろうか。さっそく見極めて、明日からはさらに良い関係を築いちゃおう。
| お話を伺った方 |
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佐藤陽子さん
株式会社コーチ・トゥエンティワン 法人営業部 ディレクター
Profile
本格的なコーチ育成プログラムを提供するコーチ・トゥエンティワンで講師を務める。参加者は企業経営者や管理職者など幅広い。国際コーチ連盟マスター認定コーチ
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大嶋利佳さん
株式会社スピーキングエッセイ 取締役講師代表
Profile
ビジネスプレゼンテーションやコミュニケーション術の講師として幅広く活躍中。著書・講演多数。近著は『強くて品のある敬語のレッスン』(アスペクト)
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