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キャリア

誰もが一度は想い描いたことのある「憧れ」の職業。
そんな「憧れ職種」で働く女性は、どんな風に活躍しているのでしょうか?
女性が憧れる人気職業の等身大の魅力をご紹介していきます!

vol.02

本当にやりたいことはかっこ悪いとか恥ずかしいとか思わず
がむしゃらに突き進む、そんな強い意志が大切。
woman
fashion journalist
宮田 理江さん
公式ブログ
fashion bible
NICOLEやANNA SUIの販売スタッフ、店長、バイヤーを経験。その後ニューヨークのアナ・スイ社でデザインチームのインターンとして働き、帰国。東京のセレクトショップでバイヤーやプレスを経験。2005年より「オールアバウト」の「NYファッション」のガイドを務め、多数のファッショントレンドをメディアに発信

タイムスケジュール
6:30 起床 朝食はコーヒーヨーグルト
  メールチェック、ブログ更新
9:00 取材へ向かう
10:00 ショップ取材
12:30 ランチ
13:30 打ち合わせ2件
17:30 リサーチ
19:00 ミーティング兼ディナー
21:00 帰宅
  メールチェック 仕事(執筆など)
24:30 就寝
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いつも持ち歩くお仕事アイテム。ノートPCはちょっとした空き時間に原稿を書いたり、リサーチしたり。チビデジカメはショップの取材はもちろん、街を歩いてちょっと気になるアイテムを発見してもすぐに撮影

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最近持ち歩いているお仕事バッグはスウェーデン発スタイリストが立ち上げたブランド「RIKA(リカ)」のもの。A4サイズが楽々入る

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社会貢献(子供の食事代)できる、おしゃれバック「FEED BAG」。このバック(大¥16,170円は、1つ買うごとに、餓死や貧困が深刻な地域でお腹を空かせた子供2人の食事代1年間分がまかなえるというもの

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肩パッド入りのキラキラ・トップスは次の秋冬シーズンに、80年代に流行った肩パッドなどの、ボリュームショルダーがくるので、それを先取り。NYのヴィンテージショップで購入。腕に巻いていたバングルをはじめ、私物小物のクラッチバッグはキラキラしたアイテムをチョイス

販売スタッフとして現場で培った経験が
ファッションキャリアの原点
キラキラトップスに自らカットオフしたショートデニム、腕にはボリュームのあるキラキラバングルといった今季のトレンドを取り入れながら個性的なファッションで取材に訪れた宮田理江さん。彼女はAll About で「NYファッション」ガイドを務め、TV、ラジオ、新聞や雑誌など数々のメディアにファッションのコメントを提供、また海外コレクションの記事執筆などファッションジャーナリストとして第一線で活躍する女性の1人だ。どんな経歴があれば宮田さんのようなファッションジャーナリストになれるのだろう。
そんな彼女も大好きだったブランドの販売スタッフに就いたことが現在のキャリアへのスタート地点だったという。
「同じ仕事をしている人で販売スタッフ出身という人がいないので私の経歴に興味を持たれることも多いです」
一般的にファッション誌や新聞のファッションコラムを担当するのは、出版社や新聞社の編集部の方が多いそう。宮田さんのように販売スタッフという現場の経験を積んでファッションジャーナリストとして活躍している人はほぼいないのだとか。
宮田さんは半年のOL経験を経て、DCブランドのNICOLE(ニコル)の販売スタッフ、店長、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)などを経験。そして米国ブランド「ANNA SUI(アナ スイ)」表参道店の店長兼バイヤーに。その後はニューヨークのアナスイ社でデザインチームのアシスタントとして働き帰国。東京ではセレクトショップでバイヤーやブランドのプレスを務めていた。
『ファッションが好き』、『洋服が好き』という多くの販売スタッフとして働いている人たちと同じように仕事を始めた宮田さん。はじめからこのキャリアを目指してきたというわけではないという。しかし自分のファッションに対する強いこだわりや想いを発信したいという気持ちがどこかにあったよう。
「もともと文章を書いたりするのは好きでした。販売スタッフ時代はブランドのおすすめスタイルや最新アイテムの紹介コメントを書いたフライヤーを作りお客様に配ったりしていました。商品を買っていないお客様にも宣伝になるのでよいかなと思って。ショップ店長時代はホームページ、今のブログのようなものをやっていて、私物を公開したり、フリーマーケットで購入したアクセサリーをプレゼントしたりしていましたよ」
現在のジャーナリストとしての仕事に結びついたきっかけも、このサイトを見てファッションに関するコメントを依頼されたのが始まりだったそう。
最先端の服に囲まれた、
一見優雅にみえるリポート。
でも現場ではなりふり構わず駆け回っている
宮田さんは年に2回コレクションリポートのため単身ニューヨークに行く。コレクションは関連パーティなども含め、朝9時から遅い時は夜11時頃まで、8日間続く。コレクションにはランウェイと呼ばれるモデルが歩く舞台が用意され、アメリカを代表するベテランデザイナーから新進気鋭の新人デザイナーまで、様々なスタイルの服が発表される。
編集者は通常カメラマンやアシスタント、ライターという数名で取材をするが、フリーで活動している宮田さんは全てを1人で行なう。海外コレクションの取材といえば、トレンドの服に囲まれて華やかに行なわれているイメージだが、現実はかなり体力勝負の仕事だそう。大きな一眼レフを担ぎ、撮影しながら取材メモを取り、ショーにも目を光らす。そして最も慌しいのがショーの後。モデルや有名エディター、プレスなどファッション業界のセレブリティたちをとにかく撮影。
「『このスタイルはオシャレ』、『注目されそう』、『アイテム使いがカワイイ』など彼女たちのファッションスタイルをチェックしながら必死にシャッターを切っています。大きな荷物を担いで走り回るんです。普段はいつもハイヒールを履いているんですけど、コレクションの時はいつもフラットシューズです。本当はオシャレをして行きたいんですけど、ヒールなんて履いていたら撮影できないですから(笑)。本当に撮りたい写真、記事を作るためにはなりふり構ってなんていられない。かっこ悪いとか恥ずかしいとか思っていられないんですよ」
フリーになってすでに何度もコレクションリポートをこなしている宮田さん。今ではモデルや有名エディターも声をかけてくれ、積極的に撮影させてくれたりするという。
オシャレの持っている“キラキラ”したパワーで女の子を元気にしたい
宮田さんが大切にしているのは、自ら取材に足を運んで、コレクションでも海外ストリートスナップでも、リアルなファッションに落とし込んで記事にすることだそう。
「海外コレクションのセレブしか着ないような服をありのままリポートしても一般の読者には何も伝わらないんです。現実離れしていますからね。しかし、ちょっと手の届かないコレクションのスタイルも、一般の女の子が着るようなリアルクローズに落とし込んで、今後の参考になるようなポイントでリポートすればコレクションのスタイルもずっと身近に感じてもらえるし、オシャレをもっと楽しんでもらえると思うんです」

女の子は好きな服を着てメイクをすれば、どんなに疲れていても元気になれたりハッピーな気分になれたりする。そんなオシャレのもっているパワーを、どんどん女の子たちに届けていきたいと宮田さんはいう。

2009年春夏のトレンドは『ゆる系や癒し』と、
『80年代調のきらびやかさとパワー』
やっぱり気になる今季のファッショントレンドを宮田さんにお伺いした。2009年春夏は時代の流れからか『ゆる系や癒し』と、『80年代調のきらびやかさとパワー』がファッショントレンドのテーマとなっているそう。
「『ゆるリラ』と呼ばれている股下が深く、ゆるやかなフィットのサルエルパンツやジャンプスーツ。彼のデニムをかりたような着こなしのボーイフレンドデニム。ラフすぎない新リラックスのショートパンツやスキニーパンツ。そして80年代のワンショルダーやチューブトップ。小物アイテム使いで注目したいのがやっぱりベルト。ウェストを『ベルトでマーク』するだけで今年の着こなし感は出ますね」
販売スタッフから始まり18年間ファッション業界で活躍し続ける宮田さん。大変だったことや苦労したことをお伺いしても、終始笑顔。それはきっと宮田さんが本当に『服が好き』『ファッションが好き』という熱い気持ちを持ち続けているからだろう。好きなことは仕事にするものではないと聞いたことがあるが、やっぱり好きなものを仕事に出来ている人は、どこか自信と余裕が漂っているような気がした。

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