編集:長い交際期間中に何度か別れもあったようですが、その時仕事に支障が出たりしましたか?
絵理さん:はい。突然彼から好きな人が出来たと告げられ別れたことがあったのですが、その時は動揺とショックで、次の日会社を無断欠勤しちゃったくらいです。当時は広告制作の仕事を毎日遅くまでしていましたので、休みを取れるような状況ではなかったのですが。
その翌日からは一応会社には行きましたが、一週間くらい自分がどんな仕事をしていたのか記憶にありません。
編集:その失恋からはどのように立ち直ったのですか?
絵理さん:職場の後輩と飲みに行って、彼の話を聞いてもらったり、仕事に没頭して遅くまで働いていたりと、なるべく余計なことを考えないように忙しく過ごしていました。逃げれる仕事があって救われたなと思います。
編集:その後めでたく、ご結婚。それに伴って雇用形態を正社員から契約社員へと変更されていますよね?
絵理さん:はい。もともと仕事を第一線でずっとやり続けたいとは思っていなかったんです。
それに夫の友達の多くもそうなのですが、スポーツ選手の妻は専業主婦で夫のサポートをするというのが普通なのです。
夫も初めは専業主婦になって欲しいと思っていたみたいですが、私が働き続けたかったので、二人で話し合い、今は契約社員として勤務時間を10時から17時に短くして働いています。
もちろん私も、彼の目標を一緒に叶えたいと思っているので、今の働き方で家庭と仕事を両立できることに満足しています。フルタイムで働いていると時間的にも精神的にも余裕がなくて十分彼をサポート出来ないですから。
編集:普段はどういう生活ですか?
絵理さん:早朝から夫が練習に行って7時半には帰ってくるので、朝食からしっかり作ります。夫が帰ってきたら一緒に朝食。その後は、洗濯・掃除などを済ませて9時30分に出社。毎日トレーニングウェアが必要ですので、洗濯も日課ですね。
10時から17時までは会社。17時半には夕食の買い物、18時から夕食準備。18時半に夕食です。夫が18時半には夕食を食べ始めたい人なので、会社を出てから、夕食を作り終えるまでは時間との戦い!
19時半から夕食の片付け、20時から21時までは次の日の夕食のために下準備や副菜を作っておいたり。30分で夕食を準備する重要なポイントでもありますね(笑)。
21時以降はゆっくり1日の疲れを癒すため入浴、その後はテレビを見たりして24時に就寝です。
編集:朝と夕方のスケジュールがタイトですね。予定通りにいかない日もあるのでは?
絵理さん:働いていると、どうしても17時に退社できないということもあります。その時は、急いでお惣菜を買って帰り、食べてもらっている間に他の料理を作ったりします。
それに、普段からなるべく会社のことを分ってもらえるようにしています。夫はサラリーマンとして働いたことがないので、会社で働くというのがどういうことなのかあまり分からないんですね。だから仲の良い会社の先輩と飲むときや、会社の同僚とイベントがあるときなどは夫も誘って、みんなが会社の話をしているのを聞かせるような状況を作っています。すると「会社ではこういうこともあるんだ・・・」「大変なんだな・・・」と少しずつ理解してくれるようになるのです。時間をかけて洗脳しているんですよ(笑)。
編集:辞めずに仕事を続けているのはなぜですか?
絵理さん:仕事を辞めてしまうと世間との繋がりがなくなり、視野が狭くなりそうな気がしますし、夫に執着し過ぎていくと思うんです。程よい距離感を保つためにも働いていたほうが私にはあっています。それに、職場では「個」として評価されます。「●●さんの奥さん」ではなく「個」として認められる場所を持っていたいんです。
家庭/夫との安定した関係を大切にしているので十分な時間をとります。そこがしっかりしていれば仕事も続けていけるので、両方できるのです。